同じ英語圏・アングロサクソンではありますけども、イギリスポンドは、米ドルに比べると、その取り扱われている店舗が国内においてはそこまで多くは ありません。イギリスポンドも立派な世界の基軸通貨の1つです。そして、カナダやオーストラリア、ニュージーランドなど、先進国としての経済システムや世 界史してももちながらも、同時に鉱物資源にめぐまれているような国が往々にして高い政策金利を実現できる例にもれず、イギリスもまた、北海油田と言う重要 なリソースを囲い込む地域ですので、すくなくもゼロ金利状態にある米国などに比べても、その政策金利は高い水準にあるといえます。
もちろん高い水準であるといっても、 2008年の秋口にその政策金利は暴落し、 5%以上の政策金利であったものが、それ以降、現在までのあいだ、 0.5%の値で推移しています。この0.5%という数字は、日本の営業店舗を構える市中銀行の円定期預金の金利が0.025%であると考えれば、相応に高 い金利であると言う事は容易に理解されること思います。メガバンクなどにおけるイギリスポンドの金利は,0.1%程度というのが相場ですが、例えば新生銀 行では酸化鉄の明治年物等で0.2% 、住信SBIネット銀行では0.15%前後と言う金利が実現されています。ただ、イギリスポンドは米ドルに比較して、為替手数料がおよそ4倍ほどになって います。三菱東京UFJ銀行であれば、 1イギリスポンド当たり4円というような数字ですので、このあたりのバランス感覚も重要になりますね。