ソーシャルレンディングというのは、ほかの金融機関で融資を受けるよりも好条件でお金を借りることができるのが魅力だと言えます。しかし、そのなかには注意点や問題点もあることを頭に入れておかなければいけません。
たとえば、申告の仕方です。自分がどれだけのお金を、どのような条件で借りたいのかを運営会社に伝えるものですが、この部分でウソをつかないことが後々重要になってきます。とくに返済能力については正確に書かなければいけません。
ソーシャルレンディングでは、貸し手側の評価や、運営会社の格付けが大きな意味を持ちます。ですから、より良い条件で融資を受けようと、自分の返済能力を過大評価して申告すると、せっかく低金利でお金を借りることができても、結局は返せなくなってしまうということも考えられます。
それでは、このサービスを利用する意味がないのです。業者のお金を借りるものではありませんが、やはり貸し手がいるものなので、迷惑がかからないようにしましょう。
ほかにも、使用目的が自由であるからと言って、いい加減な理由を記載せずに、きちんと目的を記載することも大切です。それが貸し手側の判断材料にもなるからです。それとともに、自分の収支状況も正確に書いておきましょう。個人間のお金のやり取りになるわけですから、より信用度が高いほうが借りやすくなると考えていいでしょう。貸す側は詐欺行為などのリスクを考えながら相手を選んでいるのだと理解しなければいけません。